パリ15区

コンベンション通り

7月2日にロスに引っ越して来た。取りあえず長期滞在用のホテルに住んで、住居を探すことになる。パリの写真を撮る機会も少なくなるので、このブログの題を変えました。夢を見ることは少なくなったけれど、雨が降り続く古い映画のような夢の中で見る風景は、…

ルフェーブル大通り

ここ一月で地球をほぼ二周したことになる。昨日パリに帰りついたのだが、朝と夜が交じり合って寝たり起きたりを繰り返している。こんな旅はうんざりだ。ほんとうは、古い車にアジサイでも積んで、南の方にゆっくりと下りて行きたい。地中海の少し手前の乾燥…

ボージラール通り

先週までの陽気とうって変わって雨混じりの肌寒い風の吹く日曜日。

デヌエット通り

季節はようやく初夏。どこまでも見渡せそうな澄んだ空気。戦火遠くかつて美しかった少女達遠く五月の亡霊からも遠く、ツバメが建物の間をすり抜け空気を切り裂く音が聞こえるような気がする。缶ビールを片手にちょっと代々木公園まで散歩に出かけたくなるよ…

ビクトール大通り

ボンマルシェというパリの高級デパートのポスターはいつも垢ぬけて洒落ている。それを見ていると、70年代の渋谷のパルコを思い出す。渋谷の繁華街の中心が公園通り方面に移る過渡期で、街の様相がガラリと変わろうとしていた。109も東急文化村もなかった。道…

ポルト・ド・ベルサイユ

夢の中で手紙を書いた。『前略今朝、久しぶりにあなたの夢を見ました。 体育館かスタジアムのようなところでパーティが開かれていました。百人近い人たちの中には、見知った友人も何人か見かけました。あなたの細く長い姿も一瞬見かけたのだけれど、すぐに人…

ポルト・ド・ベルサイユ

たった三日いなかっただけなのに、パリは寒いのかとかサルコはインドあたりでなにをフラフラしてるのだろうとかフランスのアリのテニスだとかソシエテ・ジェネラルはさておきBNPは大丈夫なのかとか、パリからのニュースは、春に遠くの景色を望遠鏡で眺めてい…

フェルディナン・ファーブル通り

昼寝をした。夢を見た。何度目を覚ましてもまた夢の中という無限ループのような夢だった。目覚めると、帰っていく息子の恋人の後姿を、女房が窓からじっと見詰めていた。昼前には、一緒に昼食を食べようと云っていた息子とその恋人を待っていた。ところが、…

ベルサイユ広場

モンパルナスで、ウディ・アレンの最新作『カサンドラの夢』を見た。あちこちにインテリが喜びそうな所謂「アレン節」の効いた会話を織り交ぜながらも、結局は『マッチポイント』のB面のような映画だったよなあ、とつらつらパーティの場面の会話を思い出しな…

オリビエ・ド・セール通り

パリは美しい街だ。世界で最も美しいとさえ思う。同時に、混沌に包まれてもいる。ストや工事が多く、車は無秩序に走り我が物顔で路地や中庭に所狭しと駐車している。世界に冠たる食文化を誇っているけれど、中華やイタリアンレストランの多さでも他の大都市…

サン・ロンベール広場

日曜日の正午少し前、教会からミサの歌が漏れてくる。ベンチに腰掛けて本を読んでいる人がいる。時々、枯葉がはらはらと落ちる音がする。犬を連れた老婦人が車でやってきて、教会の周りを数周散歩して、また車でどこかへ消えて行く。スープの匂いがする。珈…

ル・フェーブル大通り再び

午後9時、夏の夕暮れ。随分と日暮れが早くなった。日本と違って蝉も鳴かず、西日もロシア人の頬ずりのようひんやりとしている。バカンスで交通量のめっきり減った大通りの舗道を人が歩いている。ベルサイユ門はパリの西南端。観光客もここでは群れからはぐれ…

ベルサイユ広場

大統領選挙、国民議会選挙と続いた政治の季節も日曜日で一息つき、夕立の前につかの間の青空が広がった。まっすぐ行けばセーブル門、右へ行けばモンパルナス、なぜか左には行けない。左側には中道右派の巨頭が市長を務めるイシー・レ・ムリノー市が環状線を…

ガリグリヤノ橋

五月も終わろうとしているのに、週末から寒い日々が続いている。冬のようにどんよりと空が重い朝の通勤中、セーヌ川を渡ると16区。

ルフェーブル大通り

今日は大統領選挙。午後八時にはシラクの次の大統領が分る。直近の世論調査はどれもサルコジの大幅なリードを伝えていたけれど、こればかりは蓋を開けるまで分らない。フランスには左派と右派が五割ずついていつも大接戦になるのだけれど、前回の大統領選で…

アンドレ・シトロエン公園

久しぶりに夢を見た。 私は、昔住んでいた私鉄沿線の街に戻ってきたばかりだ。公衆電話の横で、改札口が吐き出す乗客の中に彼女を見つける。それから、一緒に近くの公園までぶらぶらと歩く。そこでは集会が催されていて、誰かが遠くのステージで演説をしてい…

ポンピドー病院

来週の日曜日は、大統領選の第一回投票日。ポンピドーと云えばシラク、ミッテラン、ジスカール・デスタンのその前の大統領だから、来月選出される新大統領から数えると五代前になる。レ・アールのポンピドー美術館と合わせて斬新な建造物。受付は明るく広々…

ルフェーブル通り

広々とした歩道は、右側に見える車道よりなぜか広い。

クロワ・ニベール通り

八月だというのに肌寒く暗いパリ。

ルクルブ通り(2)

美しい街にも、ところどころに退廃と混乱があって、少し落ち着く。

コンボンション通り

短い休みも切り上げ、戻ってきた。パリでは、みんな先を急いでいる。

ポルト・ド・ベルサイユ

暑い夏の一日の終わり。七月のパリは閑散として、タメ息をついている。

ボージラール通り

朝、クロワッサンのような月が青白く浮かんでいた。

ルクルブ通り

朝、空を見上げると建物と建物の間を地下鉄が通り抜けていった。

自由の女神 in Paris

セーヌ川の中洲、15区と16区の境界線上に位置するパリの自由の女神。住所はどちらなんだろう?それにしても、ここ数日曇り空が頭上に重い。

15区役所

やっと運転免許証の再発行手続きが完了した。

ケーキ屋

昨日の午後、免許証の再発行で市役所に行ったら、二時間待たされた。結果は書類不備で出直し。相変わらずの役所仕事にうんざりして、帰りにケーキを買った。

ルフェーブル通り

アパートに前に乗り捨てられていたぼろぼろのスクーター。

環状線

なんかよく分からんが、取り敢えず始めてみる。通勤中のパリの環状線。陽が暮れるのが早い。